2013年4月11日木曜日

アナザープラネット


こんな宇宙の話もあるんだなぁ というのが感想だ。

プラネットとタイトルにあるが、サイエンスを期待するのはちょっと違う映画になる。

罪を犯してしまった人の苦悩と格闘を、愛とサイエンスと次元の違う空想を交えて語った映画だ。

人間模様というか、人間的で泥臭い内向的な映画だろう。


この映画を観るのはいつなのか? 今でしょう。


とてもいい映画です。

面白い。



 少し中身を書きます。

 頭の良い若い女性が、17歳でMITに合格して、自分はなんでもできると勘違いしてしまい、酔っ払い運転をして、幸せな家族を死においやってしまった。
奇跡的に生き残った男性に謝罪に行くつもりが、言いそびれて男性との交友が深みに落ちて、ついには関係を持ってしまう。事故を起こした夜に、なぜかもうひとつの地球が、月と並んで見えるようになっていた。事故から4年後にもうひとつの地球へ、最初に行ける権利を若い女性が当選した。もうひとつの地球は、地球と中身も人もまったく同じだ。若い女性は、家族をなくした男性へその権利を譲り、家族に会えるかもしれないと行くことを薦めた。その4ヵ月後に若い女性は、家の前でもう一人の同じ若い女性と出会った。

 ここで、この映画は終わっている。
監督からの視聴者へのメッセージのような終わりかただ。
深く考えることも可能だけど、もう一人の同じ自分が存在するとだけ考えてもよい。
家族をなくした男性は、家族と会えた可能性があるとの軽いメッセージと考えてもいいだろう。

 人間心理として、取り返しのつかないことをしてしまったとき、どうにかならないかと誰もが考える。
それを具現化したらどうなるのか、見せてくれたお話とも取れる。

 特質すべきところは、音楽。
延々、重苦しい前衛的な音楽が流れている。
その音楽が、重厚感と重苦しい主人公の心を描写している。
 また、映像もかなり荒れた質感と青みがかったつめたい色彩。
寒色系の映像表現だ。

 絵作り、音作り、舞台設定と、内面をうまく映像化・音声化できた作品だ。

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